その他 altro ネタバレ・コンプライアンス考
私は作品のネタバレに関して、基本的にそんなことを気にする必要は一ミリもない、という(おそらくは過激な)立場をとっている。
これはネタバレを気にする当人を批判するつもりで言っているのではない。ネタバレを気にするかどうかが大問題だ、と考えているわけでもない。私は単に、これほど「ネタバレ・コンプライアンス」が働いてしまう認知的背景自体に興味があり、その背景に関しては、いくつか批判すべき点が見つかると思っているだけだ。この問題を取り上げながら、もっと多くの人と、気軽に作品についての話ができる環境を探してみたいのである(なお、以下では一般に「鑑賞」の対象となる作品についてのみ語る。たとえばゲーム作品は「プレイ」するものであり、「鑑賞」の次元がはじめから存在しないため、この限りではない)。
ちゃんと調べたわけではないが、「ネタバレ・コンプライアンス」がこんなに浸透している国は、日本くらいじゃないだろうか。海外の動画を見ていると、話し手が「ネタバレ(spoiler)したくない」と言う場面は見かけても、「ネタバレやめて!」と他人に言う場面にはほとんど遭遇しない。日本の場合、予防が...